「オセアノ号、海へ! 」

オセアノ号が出航し、大海原に感嘆し畏敬の念を抱きつつ旅する物語。

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アヌック ボワロベール (著)、ルイ リゴー (著)、松田 素子 (訳)
アノニマ・スタジオ

 縦長の紙面が活きる仕掛け絵本です。仕掛けとイラストの相乗効果にうっとりします。立体感に驚かせられながらも、品があって賑やかすぎず、静と動も感じられる仕上がりに感嘆しました。潜らなければ見えない世界への関心や想像力が湧きあがりそうです。
 作中に氷山も登場するのですが、「氷山の一角」という言葉の意味の理解にも役立ちそうです。身近にはない氷山の画像や映像を知らずして理解困難な言葉ですから、この絵本で知るのもいいですね。

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