少年の成長を見守るりんごの木の物語。 PR シェル・シルヴァスタイン (著)、村上 春樹 (訳)あすなろ書房 　おおきな木と少年にどこまで共感するか。おおきな木と少年に、自分の知っている誰かが思い重なるか。この本に抱く気持ちは、いつどんな時...

アリババは盗賊が宝を隠している洞窟を偶然にも知り、こっそり金貨を持ち帰る。盗賊は洞窟を知る者がいると気付き、アリババの命を狙いにやって来る。 アリババの家政婦モルジアーナの知恵で盗賊に挑む。ペルシア文化が描き込まれた美しい絵本。

世界で一番よわむしな男の子、ラチのもとに小さな赤いライオンがやってきました。小さくても力持ちで勇敢なライオンがそばにいれば、ラチにはもう何も怖いものなしです。たくましくなったラチは、やがてあることに気付きます。

女の子は、抜けたばかりの歯を小箱に入れて眠りにつきました。すると近くに住む妖精が秘密の場所に出かけ、何やら忙しく仕事を始めました。 PR 「トゥース・フェアリー」妖精さん、わたしの歯をどうするの?ピーター・コリントン 作、BL出版 　子ども...

吹雪の中、逃げ込んだ小屋の中で雪女を見た巳之吉。雪女は巳之吉にこう言った。 「ここで見たことを誰にも言ってはいけない、言ったら殺してやる。」 その後、巳之吉は美しい嫁をもらい子宝に恵まれて暮らしたが、雪女の言いつけを破って嫁に秘密を話してしまう。

海の上に浮かんだ飛行機の中に、ボートをこいでやってきた猫たちが乗り込みます。「ごろごろにゃーん、ごろごろにゃーんと、ひこうきはとんでいきます 」声に出して読んで楽しい、眺めて楽しい、とっておきの不思議な魅力のロングセラー絵本。

ゼリーのような卵からオタマジャクシがかえり、後ろ足が生え、前足が生え、しっぽが縮んでいき、カエルになります。4匹のカエルたちの一年を描く物語。

湖の景色が夜明けを迎え、朝日が降り注ぎ青々とした爽快な緑に包まれていく情景を描く。唐の詩人、柳宗元の漢詩「漁翁」をモチーフにしていることでも有名な絵本。

一人、この手でカブトムシをつかまえたい。素朴な田舎の豊かな自然を背景に、男の子のひとつの思いがまっしぐらに駆け抜けます。真夏の太陽のように輝く忘れられない日の光景があふれ出す、とびっきり素敵な絵本。

天動説が信じられていた時代には、世の不思議や迷信、未知への恐れであふれていました。そして地球が丸く、地球は太陽のまわりを回っていると気付いた人たちへの悲しい弾圧。地動説を証明したいと行動する人々の勇気。天動説が覆されていく緊張が描かれています。